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第65話 対立と和解

作者: あるて
last update 最終更新日: 2026-01-07 06:00:38

「それでは、須藤、石口、村山の3名を1週間の停学処分として職員会議に提出しようと思います。誰か反対の意見がある人はいますか」

 淡々と事務的に、ゆるぎない決定事項を告げるかのように処分内容を読み上げる御手洗委員長。

 そこに一切の感情はなく、停学を受けた生徒が今後どうなるかなどについての配慮も感じられない。

 しかも停学なんかに値しないくだらない理由で、だ。

「生徒会は全員一致で反対です」

 予定調和で決められた判決に気を遣う必要もないので遠慮なく反対を申し出た。

 予想通り敵意がたっぷり込められた反論が返ってくる。

「いじめは今全国的にも問題になっている由々しき事態です。停学処分は妥当どころか穏当ですらあると思いますが、生徒会はどういった根拠で反対をされるのですか?」

「根拠は根拠がないからです」

 禅問答のような返しをしてしまった。でもその通りなんだから仕方がない。

「風紀委員が調べた内容に根拠がないというのですか?」

 また敵意むき出しの目で見てくる。そんなに睨まなくても。

 わたしあなたの大事なプリン取って食べたりとかしてないですよ?

「風紀委員は加害者とされる生徒の方々からどういった証言を得て停学という判断に至ったのですか?」

 質問に質問で返すのは申し訳ないが、そこをハッキリさせないと話が進まない。

「3名はハッキリ言いましたよ。3人がかりで暴力を振るったと」

 勝ち誇った顔しちゃって。

 思い込みの正義で突っ走る人って怖いな。冤罪でもここまで自信を持てるんだから。

「それは事実であって真実ではないですね」

 またもや哲学的な答え。

 別に好きで難解な言い回しをしてるわけじゃないからね。

 無駄なやりとりをしていても時間がもったいないので生徒会が調べた事実を一気に述べることにした。

 元々4人は仲のいい友人関係で、同じ道場に通う仲間でもあった。

 その中で鬼嶋先輩が唯一初段の昇格試験に合格し、黒帯を取得。

 それで得意

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